研修会概要
<講師からのメッセージ>
発達障害の頻度が一割と言われるようになって久しくなりますが、最近では一割よりももう少し多いのではないかという印象すらあります。どのみち、今の日本に1000万人以上存在するであろう発達障害(未診断の人も含む)への支援は、限られた専門機関だけでは困難で、社会モデルに則った支援が不可欠です。最初にそういった支援の概要についてお話します。
次は保護者支援です。子どもたちともっとも多くの時間を過ごす保護者への対応について、演者が日々の臨床の中で心掛けていることをお話します。お子さんに発達の凸凹がある場合、子育ては大変になります。保護者に凸凹があると、自分の凸凹と子どもの凸凹が混ざり合います。配偶者の凸凹も影響します。保護者に凸凹が目立たない場合は、お子さんの凸凹への共感が生まれない可能性もあります。
どんな保護者も日々必死に生活をし、育児をしています。支援者のミッションは、持続可能な発達障害育児を提案し、一緒に考えていくことだと思います。
<担当講師>
広瀬 宏之 先生(横須賀市療育相談センター 所長・小児精神神経科医)
▼講師プロフィール
1995年に東京大学医学部卒業。同小児科・大学院、国立成育医療センターこころの診療部、米国フィラデルフィア小児病院などを経て、2008年より現職。2015年から放送大学客員講師兼務。医学博士、小児神経専門医、小児精神神経学会認定医、子どものこころの専門医。著書に『発達障害支援のコツ』、『発達障害支援の実際』、『発達・子育て相談のコツ』、『発達障害のある子育て』、『発達障害診療の手引き』『「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本』、『もしかして、アスペルガー?と思ったら読む本』、『自閉症のDIR治療プログラム』(翻訳)、『こころの病への発達論的アプローチ』(監訳)、『発達障害とのかかわり』(神田橋條治氏との共著)など。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後以降に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信参加者含む)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2024年1月28日(日) 9:30~12:30
▼ 当日スケジュール
時間 | 内容 |
9:20~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
9:30~10:45 (75分) |
ごあいさつ・前半 |
10:45~10:55(10分) | 休憩 |
10:55~11:10 (75分) |
後半 |
11:10~12:30 (20分) |
質疑応答・まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(1つの半日セミナーにつき)
一般 4,500円賛助会員※1 4,000円
正会員※1 3,000円
ユース※2 3,000円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1996年(平成8年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |