コロナ禍で休止していた広瀬ゼミ山合宿が今秋復活します。専門的知識や技術理論はオンラインでの研修会等で習得できても、目の前の子どもたちにジャストフィットな支援は、なかなか出来ていないのが現実ではないでしょうか。習得した専門的知識や技術・理論を実際の子ども支援に活かしていくには、それぞれの現場でケースにあわせた微調整や工夫が必要と考えます。この現場での微調整や工夫は、ケース検討会が重要な役割を担うと考えていますが、今の日本では、ケース検討会の実施形態や方法については、それぞれの現場の経験則に任されているところではないでしょうか。

当協会では十年以上にわたり広瀬ゼミ（レジュメのない事例検討会）を研修会事業として行ってきた蓄積があり、皆さまにケース検討会のお手本を示すことが出来ると考えています。そこから生まれた山合宿。この秋、じっくりとケースのこと、支援のことを考えてみたい方、さまざまな立場の専門職同士で交流を深めたい方、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
 

＜講師からのメッセージ＞
そうなんです。対面での研修会や学会を再開してみると、やはりオンラインでの研修よりも、情報のビット数が圧倒的に多いのです。情報の質も量も段違いなのです。なので、ケース検討をして、その後の余韻を味わいながらのひと時を過ごせればと思います。

＜担当講師＞
広瀬 宏之先生（横須賀市療育相談センター 所長・小児精神神経科医）

▼講師プロフィール
1995年に東京大学医学部卒業。同小児科・大学院、国立成育医療センターこころの診療部、米国フィラデルフィア小児病院などを経て、2008年より現職。2015年から放送大学客員講師。医学博士、小児神経専門医、小児精神神経学会認定医、子どものこころの専門医。著書に『発達障害支援のコツ』『発達障害支援の実際』『発達・子育て相談のコツ』『発達障害診療の手引き』『「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本』『もしかして、アスペルガー？と思ったら読む本』『発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本』、『自閉症のDIR治療プログラム』（翻訳）、『こころの病への発達論的アプローチ』（監訳）、『発達障害とのかかわり』（神田橋條治氏との共著）など。

【主催】神奈川LD協会（公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会）

（長野県茅野市北山5522-451）

 

▼ 申込期限

開催一週間前（10/27(日)）23:59

お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。