研修会概要
LDと境界知能シンポジウム おさそいメッセージ
特別支援教育とLD(学習障害)の考え方が学校現場に広がりをみせ、個別の支援ニーズに応じた教育の提供が喫緊の課題となっている。このような中、実際の学校現場で担任の先生が指導の困難さを感じている児童生徒の中にいる境界知能の子どもたちをLDと見誤り、ICTを活用すれば有用な教育支援になると期待されている先生方も散見される。そこで、今回、LDと境界知能に関する研修会を企画した。前半の基調講演では、LDと境界知能の違いについて改めて理解を確認し、後半の指導実践シンポジウムでは、LDと言われて来所した小学生の指導実践について紹介をしながら、その子に適した学習支援とはなにか?について考えてみる。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後以降に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信参加者含む)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2024年4月30日(火)を予定しています。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前[3/29(金)] 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2024年3月31日(日) 13:00~16:40
▼ 当日スケジュール
12:50~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
13:00~ 13:10 (10分) |
はじめに「企画趣旨説明」 LD(学習障害)と言われて来所する子どもたち。実は、厳密に言うとLDではなく境界知能(軽度の知的障害の範囲)である場合や、ASD(自閉スペクトラム症候群)の特性が大きく影響している場合が多く、その子どもたちや保護者が学校や支援機関でアドバイスされる内容に戸惑うことも多い。子どもたちの声にならない心の叫びや保護者の困惑している声を聞いている中で、それぞれの現場でかかわる専門家・支援者の方たちが考えるLDに対する解釈の違いについて認識の共通化を図った方がよいと考え、また学校で出来る支援は何かを考える必要があると考え、今回のシンポジウムを企画しました。 企画者・司会:山内信重(神奈川LD協会 統括責任者) |
13:10~ 14:10 (60分) |
基調講演「LDと境界知能(軽度の知的障害)」 LD(学習障害)と間違って思われている児童生徒の中に、境界知能や軽度知的障害の子どもたちが一定数存在する。今回改めてLD・境界知能・知的障害の違いについて、正しい理解を進め、LDへの教育現場での適切な支援を考えていきたい。 講師:広瀬宏之(横須賀市療育相談センター所長・小児神経科医) <講師プロフィール> 広瀬宏之先生:1995年に東京大学医学部卒業。同小児科・大学院、国立成育医療センターこころの診療部、フィラデルフィア小児病院などを経て、2008年より現職。2015年から放送大学客員講師兼務。医学博士、小児神経専門医、小児精神神経学会認定医、子どものこころの専門医。著書に『発達障害支援のコツ』、『発達障害支援の実際』、『発達・子育て相談のコツ』、『発達障害のある子育て』、『発達障害診療の手引き』『「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本』、『もしかして、アスペルガー?と思ったら読む本』『発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本』、『自閉症のDIR治療プログラム』(翻訳)、『こころの病への発達論的アプローチ』(監訳)、『発達障害とのかかわり』(神田橋條治氏との共著)など。 |
14:10~14:20 (10分) |
休憩 |
14:20~15:20 (60分) |
指導実践シンポジウム1 話題提供 ケース1「学校でLDと言われて、学習指導を目的に来所した小学生への実際の指導内容」 話題提供者 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 学習支援担当) 解説者 遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授) コメンテーター 広瀬宏之(横須賀市療育相談センター所長・小児神経科医) 司会 山内信重(神奈川LD協会) <解説者プロフィール> 遠藤 愛先生:東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。星美学園短期大学幼児保育学科講師・准教授を経て、2023年4月より現職。心理学修士。専門は、応用行動分析学、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士・公認心理師として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、発達支援にかかわる対人援助職を対象としたスタッフトレーニング。主な著書は『カンファレンスで深まる・作れる―配慮を要する子どものための個別の保育・指導計画―』(学苑社 2018年)(共著)、『特別支援学校 教育実習ガイドブック』(学苑社 2022年)(編著)など。 |
15:20~15:30 (10分) |
休憩 |
15:30~16:30 (60分) |
指導実践シンポジウム2 話題提供 ケース2「療育センターでLDと言われて、学習指導を目的に来所した小学生への実際の指導内容」 話題提供者 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 学習支援担当) 解説者 遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授) コメンテーター 広瀬宏之(横須賀市療育相談センター所長・小児神経科医) 司会 山内信重(神奈川LD協会) |
16:30~16:40 (10分) |
まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(いつもありがとう・これかれもよろしく特別価格)
一般 1,500円賛助会員※1 1,200円
正会員※1 1,000円
ユース※2 500円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1996年(平成8年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に「年齢証明用」フォームで証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |