研修会概要
<講師からのメッセージ>
子どもは生まれた直後から、触覚・視角・聴覚・嗅覚・味覚・バランス感覚・運動感覚など、さまざまな感覚情報を活用して、環境に適応して生きていく技術を学んでいきます。この学習過程が感覚統合です。しかし発達障害がある子どもたちの多くは、感覚を通したさまざまな学習が不十分で、ほかの子どもたちに比べてうまくできないことがたくさんあります。
例えば、姿勢が悪い、体操や球技が下手、ハサミ・定規などをうまく使えない、ひらがなや漢字をうまく書けない、などなど……これらは不器用さを伴う発達障害児によくみられる特徴です。彼らは、他の多くの子どもたちが苦労もせずに簡単にできていることがうまくできません。このような子どもたちも、がんばって練習すればある程度は上達するので、大人は「一生懸命繰り返せば、何とかできるようになる」と期待して熱心に練習させてしまいがちです。しかし苦手な原因を理解せずに難しい練習を強いることは、子どもたちから自信を奪い、挑戦する意欲を失わせてしまいます。
このセミナーでは、感覚統合の考え方をわかりやすくお伝えし、オンラインでの簡単な疑似体験ワークを通して感覚の問題について理解を深めていきます。そして苦手になっている原因を理解し、子どもに共感するための視点を学びます。
【ごあんない】
[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合(開催当日の進行中も含めて)は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。
<担当講師>
松本 政悦先生(横浜市北部地域療育センター 作業療法士)
▼講師プロフィール
宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院精密機械工学科修了。国立仙台病院附属リハビリテーション学院卒業。なぜか幼児期から運動や楽器演奏が苦手。大学は自宅から歩いて通える工学部に進学したが、(今考えてみると)周囲には発達障害圏の学生が多かった。学生ボランティアで自閉症の子どもたちと関わり、思いがけず楽しい経験(自分の中の自閉症的な部分が共鳴?)。その後電機メーカーに就職し4年間研究開発に携わるも、機械相手の仕事に満足できず退職。作業療法士が障害のある子どもに関わる場面をたまたま目にして衝撃を受け、養成校に入り直す。以後25年以上、障害のある子どもたちに関わり続け現在に至る。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信参加者含む)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2024年9月30日(月)です。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2024年8月18日(日) 13:30~16:30
▼ 当日スケジュール
時間 | 内容 |
13:20~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
13:30~14:45 (75分) |
ごあいさつ・前半 |
14:45~14:55(10分) | 休憩 |
14:55~16:10 (75分) |
後半 |
16:10~16:30 (20分) |
質疑応答・まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(1つの半日セミナーにつき)
一般 4,500円賛助会員※1 4,000円
正会員※1 3,000円
ユース※2 3,000円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1997年(平成9年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |