＜講師からのメッセージ＞
子どもの「できない」状態だけを捉えるのではなく、つまずきの理由を捉え、その理由に基づく支援を考えることが大切です。ADHDのつまずきの背景には、「必要な刺激への切り替え（情報への選択集中の弱さ）」「手順の組み立て（プランニングの弱さ）」「行動をとどめる力（抑制の弱さ：衝動性）」「気に留めておく力（ワーキングメモリー・言語の内面化の弱さ）」「持続的な取り組み（情報や活動の継次的処理の弱さ、注意持続の弱さ）」「感情の調整」が関わってきます。

改めてADHDの特性を捉えることができれば、「やめて！」「余計なことをしないよ」と関わるのではなく、余計なことをしてしまう時こそ、プラスの行動が出やすいきっかけを出し、プラスの行動を作り、結果として「余計なことをしない」状態にすることが大切であることが分かることでしょう。

このセミナーでは、このつまずきの背景を解説し、支援の工夫をお話します。「指導がうまくいかず困った子ども」といった捉えから、「適切な支援をすればのびる子ども」といった捉えに変えていきましょう。

【ごあんない】
[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合（開催当日の進行中も含めて）は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。

＜担当講師＞
霜田 浩信 先生（群馬大学共同教育学部特別支援教育講座　教授）

▼講師プロフィール
長野県生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。都内知的障害児通所施設指導員、東京学芸大学附属特別支援学校教諭、文教大学教育学部学校教育課程特別支援教育専修講師、准教授を経て、2009年より群馬大学教育学部准教授、2016年より現職。専門は、発達障害児者の自己管理行動の形成・要求言語行動の形成。自閉スペクトラム症のある子どもたち及び成人の心理・行動特性に基づいた指導など。著書は、『発達障害のある子のパーソナルデザイン』（共著、学苑社）他。

【主催】神奈川LD協会（公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会）
 

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▼ 開催方法
生ﾗｲﾌﾞ配信（Zoomﾐｰﾃｨﾝｸﾞ利用）によるｵﾝﾗｲﾝ研修
開催前日（概ね11:00～15:00の間）にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴（オンデマンド配信）付き
・生ライブ配信日の1週間後に、申込登録済のすべての方（生ライブ配信参加者含む）へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2024年9月30日（月）です。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
 

▼ 申込期限

開催日２日前　午後3時

お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。