研修会概要
<講師からのメッセージ>
このセミナーでは、以下のような流れでお話をしていきます。
1.子どもの思いに思いを描く
なぜ、こうした言動に至るか、その意味を探り続ける。正確な代弁者ではないが、仮に理解したその子の思いを提案してみる
2.親を労い、敬う
いずれにしても、親がこの子に向き合い続けていることに思いを馳せる。親が子どもにもつ期待と失望、あるいは願いと痛みにも。
3.関係者を巻き込む
子どもと家族だけでは、なかなか折り合いがつかないとき、関係者とどうつながるか、つながりやすさ、にくさはどこから生まれるのか。
4.子どもと家族が認め合うために
それぞれの思いがうまく呼応せず、感情的になったり誤解から適切でない関わりが生じやすい。それぞれの思いを客観的に評価するなかで、誤解から理解に、結果認め合うことで、少しでも安心感を得ることができれば。
なんとなく今まで流れにまかせて進めてきたこと、それぞれに応じた臨床を、一度振り返り、なにかしら言語化してみたいと思います。
【ごあんない】
①このセミナーは、同日午前開催の(前編)と併せて受講していただくことをおすすめしています。
②[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合(開催当日の進行中も含めて)は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。
<担当講師>
田中 康雄 先生(こころとそだちのクリニック むすびめ 院長 ・ 北海道大学名誉教授)
▼講師プロフィール
獨協医科大学卒業後、旭川医科大学精神科神経科医員、助手、外来医長、北海道立緑が丘病院医長、国立精神・神経センター精神保健研究所児童期精神保健研究室長、北海道大学大学院教授を経て、2012年から現職。専門は児童精神医学。著書は、『つなげよう 発達障害のある子どもたちとともに私たちができること』(金剛出版、2010)、『発達支援のむこうとこちら』(日本評論社、2011)、『支援から共生への道1、Ⅱ』(慶應義塾大学出版会、2009、2016)、『生活障害として診る発達障害臨床』(中山書店、2016)、『「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する』(SB新書、2019)、『僕の児童精神科外来の覚書 子どもと親とともに考え、悩み、実践していること』(日本評論社、2022)ほか。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信参加者含む)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2024年9月30日(月)です。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2024年8月10日(土) 13:30~16:30
▼ 当日スケジュール
時間 | 内容 |
13:20~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
13:30~14:45 (75分) |
ごあいさつ・前半 |
14:45~14:55(10分) | 休憩 |
14:55~16:10 (75分) |
後半 |
16:10~16:30 (20分) |
質疑応答・まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(1つの半日セミナーにつき)
一般 4,500円賛助会員※1 4,000円
正会員※1 3,000円
ユース※2 3,000円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1997年(平成9年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |