研修会概要
<講師からのメッセージ>
近年、発達障害の特性のある子どもの割合が小中学生全体の1割を超えることが示されています。一方、文部科学省の定義による不登校児童生徒の割合も急激に増加しており、さらに部分登校や別室登校などの「不登校予備軍」を合わせると、小中学生の2割近くが不登校あるいは不登校予備軍である可能性が指摘されています。このように「学校に行きたくない」と感じる子どもたちの中に、発達障害の特性のある子どもが一定の割合で存在することが、多くの現場で経験されています。このセミナーでは、発達障害の特性のある子どもたちがなぜ学校に行きたくないと感じることが多いのかについて、皆さんと一緒に考えたいと思います。さらに、どのような条件があれば発達障害の特性のある子どもたちが学校を楽しいと感じられるのかについても検討します。その前提として、ニューロダイバーシティの考え方を共有する必要があります。そこで、前半ではニューロダイバーシティの視点に立って発達障害について理解を深め、後半では発達障害の特性のある子どもたちの不登校および不登校予備軍への対応や、楽しく学べる場の保障について触れたいと思います。
【ごあんない】
①同日午前のセミナー「発達障害の子どもたちが学校に行きたくなくなるとき(前半)」と併せて受講していただくセット受講が必要なセミナーです。
②[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合(開催当日の進行中も含めて)は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。
<担当講師>
本田 秀夫 先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授)
▼講師プロフィール
大阪府出身。1988年に東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科および国立精神・神経センター武蔵病院を経て、1991年から2010年まで横浜市総合リハビリテーションセンターで発達障害の臨床と研究に従事。山梨県立こころの発達総合支援センター所長を経て、2014年より信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部長。2018年より現職。2023年より長野県発達障がい情報・支援センター「といろ」のセンター長を兼務。専門は発達精神医学。著書は、『学校の中の発達障害-「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち-』(SB新書)、『新訂増補 子どもから大人への発達精神医学-神経発達症の理解と支援-』(金剛出版)等。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信への参加・欠席問わず)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2025年9月30日(火)です。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2025年7月20日(日) 13:30~16:30
▼ 当日スケジュール
時間 | 内容 |
13:20~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
13:30~14:45 (75分) |
ごあいさつ・前半「不登校および不登校予備軍への対応」 |
14:45~14:55(10分) | 休憩 |
14:55~16:10 (75分) |
後半「発達障害の子どもたちが楽しく学べる場の保障」 |
16:10~16:30 (20分) |
質疑応答・まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(1つの半日セミナーにつき)
一般 5,000円賛助会員※1 4,500円
正会員※1 3,500円
ユース※2 3,500円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 会員制度についてはこちらをクリックしてご確認ください。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1998年(平成10年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |