研修会概要
<講師からのメッセージ>
KABC-IIは国内で実施される分析的な認知検査としてWISCと並ぶ重要な検査です。子どもの認知特性のアセスメント、特に学習に躓きのある子どもへの支援を考えるための情報源として非常に有用であり、教育領域や医療機関で広く活用されています。
しかし、結果の数値が重視され過ぎるあまり、子どもの行動観察や質的な分析が疎かになってしまうことがあるように感じられます。日々の生活の中での様子も踏まえて検査結果を読み取ることができれば、さらに活用していくことができるように思います。
このセミナーでは、KABC-IIの目的、特徴、算出される合成得点、結果の解釈についてお話しします。あわせて、具体的な支援への活用について、事例を通じて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
【ごあんない】
①このセミナーは、検査実施者向けの内容です。
②[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合(開催当日の進行中も含めて)は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。
<担当講師>
吉村 拓馬 先生(鎌倉女子大学児童学部子ども心理学科 講師)
▼講師プロフィール
山口県山口市出身。筑波大学大学院修了。公認心理師、臨床発達心理士。関東圏の地方自治体の心理職、横須賀市療育相談センター心理士を経て、2022年4月より現職。立正大学非常勤講師を兼務。専門は子どもの発達アセスメント、障害者・障害児心理学。知能検査・発達検査、およびその活用に関する実践的研究を行っている。著書に『季刊・公認心理師』(共著/共同出版)、論文に「発達障害のある子どもの田中ビネーVの知能指数の特徴と補正方法」、「療育手帳判定における知能検査・発達検査に関する調査」、「全国の児童相談所における療育手帳制度に関する調査」がある。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
生ライブ配信(Zoomミーティング利用)によるオンライン研修
開催前日(概ね11:00~15:00の間)にZoomID等のご案内をメールにてお送りいたします。
※後日視聴(オンデマンド配信)付き
・生ライブ配信日の1週間後に、申込登録済のすべての方(生ライブ配信への参加・欠席問わず)へ視聴に必要な情報をメールにて送付します。
・生ライブ配信は参加せず後日視聴を希望の方も、生ライブ配信参加と同じ要領で開催日2日前・午後3時までにお申込み・ご入金ください。
・オンデマンド配信終了日は、2025年9月30日(火)です。
・締切日時以降のお申込みはお受けできかねます。
▼ 申込期限
開催日2日前 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2025年8月21日(木) 9:30~12:30
▼ 当日スケジュール
時間 | 内容 |
9:20~ | オンライン受付開始 各自メールにて配信させていただくZoomIDにて接続してください。 |
9:30~10:45 (75分) |
ごあいさつ・前半 |
10:45~10:55(10分) | 休憩 |
10:55~12:10 (75分) |
後半 |
12:10~12:30 (20分) |
質疑応答・まとめ |
参加登録(申込)
▼ 参加費(1つの半日セミナーにつき)
一般 5,000円賛助会員※1 4,500円
正会員※1 3,500円
ユース※2 3,500円
※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 会員制度についてはこちらをクリックしてご確認ください。 |
※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1998年(平成10年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |