研修会概要
“授業や学級活動などへの参加の難しさ”をどう支える かなエル ファンミーティング おさそいメッセージ
話題のトピックを取り上げる春のシンポジウムではこれまで「境界知能」をはじめ、発達・情緒・身体・家庭環境など多様な背景をもつ子どもたちを含め、学校での“授業やその他の学級活動への参加の難しさ”にどう向き合い、いかに支援していくかを包括的に考えるシンポジウムを継続的に開催してきました。この夏の「第1回 かなエル・ファンミーティング」では、これまでの春シンポの流れを受けて、実際に学校現場で役立つ試案づくり(通常の学級で気になる児童・生徒への具体的な対応)を会員の皆さんや研修会常連の皆さんとともに作り上げていく場にしたいと考えています。皆さんと作り上げた試案は、学校現場で役立ててもらえるよう、関係団体・学会などへの提出を計画しており、さらに実効性を高めていきたいと思います。夏休みの貴重な一日、ぜひともご協力いただきたいと願います。子どもたちが安心して学び、心地よく学校生活に参加できるために、皆さんの知恵と知識のアウトプットを寄せてください。
【主催】神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
▼ 開催方法
上大岡会場での対面形式による参加型研修会(ブレインストーミング)
定員36名(6人×6グループ)
開催前日(概ね11:00~15:00の間)に当日のご案内を登録メールアドレス宛にお送りいたします。
▼ 申込期限
開催日2日前[8/8(土)] 午後3時
お申し込みは、下記「参加申込」ボタンからのオンラインフォーム限定となります。
開催日時&当日スケジュール
▼ 開催日時
2026年8月10日(月) 10:00~16:30
▼ 当日スケジュール
| 時間 | 内容 |
| 9:30~ | 開場 受付開始 |
| 10:00~10:10 (10分) |
はじめに「企画趣旨説明」 本日のプログラムの趣旨説明と目的の解説。 企画者・司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者) <企画者プロフィール> 山内信重:千葉県船橋市出身。筑波大学大学院障害児教育専攻修了。ウプサラ大学大学院国際小児保健学コース修了。 日本障害者リハビリテーション協会企画研究担当専門職、厚生省障害保健福祉研究リサーチレジデント、エジプト社会 保険・社会問題省障害者施策専門官(JICA専門家)を経て2003年より現職、同年より文教大学人間科学部非常勤講師を 兼務。専門は、特別支援教育・保育、国際小児保健学、発達障害支援。著書は『通常学級における特別支援教育推進の ための学校改善』(学苑社 2024年)など。 |
| 10:10~10:40 (30分) |
人生の先輩に学ぶ「アイスブレイクワーク:感覚運動あそびのネタ」 感覚運動あそびの中でも、まだ関係性が出来ていない時期にアイスブレイク的に導入できるワークを紹介したいと思います。 当日は、グループメンバーの皆さんで協力してワークを行ってもらいますので、ご協力をお願いします。 普段着で出来るワークを用意したいと思いますので、動きやすい服装などの準備は不要です。よろしくお願いします。 講演者:松本政悦(横浜市北部地域療育センター 作業療法士・神奈川LD協会 理事/日曜おかしくらぶ 感覚統合分野担当) <講演者プロフィール> 松本政悦:宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院精密機械工学科修了。国立仙台病院附属リハビリテーション学院卒業。 なぜか幼児期から運動や楽器演奏が苦手。大学は自宅から歩いて通える工学部に進学したが、(今考えてみると)周囲には 発達障害圏の学生が多かった。学生ボランティアで自閉症の子どもたちと関わり、思いがけず楽しい経験(自分の中の自 閉症的な部分が共鳴?)。その後電機メーカーに就職し4年間研究開発に携わるも、機械相手の仕事に満足できず退職。 作業療法士が障害のある子どもに関わる場面をたまたま目にして衝撃を受け、養成校に入り直す。以後30年、障害のある 子どもたちに関わり続け現在に至る。当協会日曜おかしくらぶの感覚統合分野担当・2022年より理事に就任。 |
| 10:40~11:10 (30分) |
人生の先輩に学ぶ「講演:ヨーイドンを変えることから始める運動会 -固定観念を変えることからで見える子どもの世界-」 ある年の運動会の準備が始まった頃、競技への参加が難しいお子さんがいました。今であれば、感覚過敏などにより 周囲の環境から強い影響を受けやすい子どもとして理解できるかもしれません。しかし当時は、日々の保育や対応に 追われ、その子が何に困り、何を感じているのかを十分に考える余裕がなかったように思います。 運動会の準備を 進める中で、その子への関わり方を試行錯誤する日々が続きました。そして、その経験を通して、私自身の子どもを 見る視点や、「運動会とはこうあるべき」という固定観念が大きく揺さぶられることになりました。 この講演では、 その子との具体的なエピソードをご紹介しながら、私がその子から教えてもらったこと、そして子どもの立場に立って 考えることの大切さについてお話しします。運動会という行事を通して見えてきた子どもたちの世界を、皆さんと一緒に 考える機会になれば幸いです。 講演者:田倉輝子(保育士・神奈川LD協会 理事/日曜おかしくらぶ 保護者相談担当) <講演者プロフィール> 田倉輝子:神奈川県横浜市出身。保育士。鶴見大学短期大学部保育科卒業。神奈川県内および大阪府内において、 障害のある子どもを含む保育実践に長年携わり、多くの子どもたちの成長と人間形成を支えてきた。神奈川県内の 保育園園長を退職後、神奈川LD協会理事に就任。現在は、当協会が運営する「日曜おかしくらぶ」において保護者 相談を担当し、子どもと保護者への支援活動を続けている。 |
| 11:10~12:40 (90分) |
【試案づくり1(指導・活動案)】多様な子どもの学びと日常を支える実際の指導・活動案を作る 通常の学級に在籍しながらも、授業への参加や友達との関わり、集団活動への参加などに難しさを抱える子どもたちが います。その背景には、境界知能、発達障害、情緒面の課題、身体的な困難、家庭環境など、さまざまな要因が存在し ます。 この時間では、通常の学級だけで学ぶことが難しいと思われる子どもたちへの指導・支援を、どうしていけば いいのかを考えていきたいと思います。実際に対応されている通級指導教室や特別支援学級など(今回のファンミー ティングでは、これらの教室・学級を「校内支援教室」と称します)に焦点を当て、「どのような指導や活動が、 子どもたちの成長や学級参加につながるのか」を参加者の皆さんとともに考えます。 この時間は、ブレインストー ミング形式で、それぞれの現場経験や実践の知恵を持ち寄りながら、実際に活用できる資源・指導・活動内容を考え 作成していきます。日々の実践に根ざしたアイデアを共有し合い、学校現場で活用できる具体的な試案を一緒に 形にしていきたいと思います。校内支援教室での実践を出発点として、通常の学級での参加支援へとつなげていく ための具体的な試案づくりを目指します。 進行:笹原直子(神奈川LD協会)・山内信重(神奈川LD協会) コメンテーター:菅谷厳寛 先生(栃木県大田原市立薄葉小学校 特別支援学級教諭) 中村恭子 先生(浜松市立赤佐小学校 通級指導教室教諭) <進行役プロフィール> 笹原直子先生:神奈川県横浜市出身。長年にわたり、公立小学校通常学級、特別支援学級、通級指導教室を担当する。 教員として日々の教育・指導支援に携わっている間に、特別支援教育コーディネーター・児童支援専任教諭を併任。 発達障害のみならずさまざまな課題のある児童生徒の支援がライフワークとなる。最近では、青年期・成人期の支援 にも関わる日々である。 <コメンテータープロフィール> 菅谷厳寛 先生:栃木県大田原市出身。特別支援教育士。学校心理士。通常学級の担任を経て、現在は特別支援学級担任、 特別支援教育コーディネーターを担当。2026年4月から宇都宮大学教職大学院に内地留学中。特別支援学級在籍児童だけ でなく、校内通級による指導、取り出し指導、不登校児への対応など多くの教育的ニーズに対応している。また、中学校 区の特別支援教育部長として、小中一貫教育における特別支援教育の推進を行っている。当協会春のシンポジウム2026で 実践報告。 中村恭子 先生:静岡県浜松市出身。特別支援教育士。静岡大学教育学部を卒業後、公立小学校で通常の学級および特別 支援学級の担任を経験。現在は、通級指導教室の担当および特別支援教育コーディネーターを務めている。目の前の子 ども一人ひとりに必要な支援を日々考え、学びと実践を重ねている。当協会春のシンポジウム2026で実践報告。 |
| 12:40~13:40 (60分) |
昼休み |
| 13:40~14:10 (30分) |
人生の先輩に学ぶ「講演:校内にポジティブな空気感をつくる -スクールカウンセラーが校内支援体制を変えるワザ-」 スクールカウンセラーの日常業務は、相談室内でのカウンセリング活動でしょうが、児童生徒へのきめの細かい支援体制 づくりには、相談室を飛び出して校内の雰囲気づくりを行うことが遠回りなようで実は近道になる場合があります。これ まで複数校で経験してきた事実に基づいて、グッドプラクティスだと考えられる事例を紹介したいと思います。 講演者:高橋幹子(東京環境工科専門学校 公認心理師・神奈川LD協会 理事/日曜おかしくらぶ 保護者相談担当) <講演者プロフィール> 高橋幹子:神奈川県秦野市生まれ。公認心理師。放送大学大学院臨床心理学プログラム修了。長年にわたり、神奈川県内の 教育センターや県内小・中学校のスクールカウンセラーとして発達特性のある児童生徒の支援に従事。この間に、複数の 大学での非常勤講師などを歴任。障害のある子どもたち・保護者支援に関わり続け現在に至る。当協会日曜おかしくらぶ の保護者相談担当・2022年より当協会理事に就任。 |
| 14:10~15:40 (90分) |
【試案づくり2(通常の学級での対応)】多様な子どもたちの自己肯定感を支える学級づくり 子どもたちが一日の大半を過ごすのは通常の学級です。授業への参加、友達との関わり、係活動や学校行事など、学校生活の さまざまな場面で、一人ひとりの子どもが安心して過ごし、自分らしく力を発揮できる環境づくりが求められています。 この 時間では、午前中に検討した校内支援教室での指導・活動案を踏まえ、通常の学級ではどのようなことを行っていくのがいい のかを考えていきます。境界知能・発達障害・情緒面の課題・身体的な困難・家庭環境など、多様な背景をもつ子どもたちの 参加を支えるための学級づくりについて、参加者の皆さんとともに検討します。 当日はブレインストーミング形式で、現場で 実践可能な支援のあり方を出し合いながら、誰もが参加しやすい学級づくりに向けた具体的な対応案を作成します。 子どもたちの「参加」と「学び」を支える実践的な試案を、一緒に形にしていきましょう。 進行:笹原直子(神奈川LD協会)・山内信重(神奈川LD協会) コメンテーター:菅谷厳寛 先生(栃木県大田原市立薄葉小学校 特別支援学級教諭) 中村恭子 先生(浜松市立赤佐小学校 通級指導教室教諭) |
| 15:40~16:20 (40分) |
懇親会「かなエル・ファンミーティング お茶会」 いつもはオンライン上でのやり取りが主ですが、今回は年に一度の対面で直接交流できる時間です。当協会の研修会は、 多職種の方々が参加していますので、この機会に有意義な交流・意見交換ができればと願っています。一緒に子どもたち の健やかな成長と発達を応援していきたいと思います。 飲物・茶菓子をご用意します。皆さんの地元の銘菓等あれば持ち寄っていただければ幸いです。 進行: 宮 貴子(神奈川LD協会 事務局長)・川崎 穂乃佳(神奈川LD協会 研修会事務局担当) <進行役プロフィール> 宮 貴子:石川県金沢市出身。社会福祉士。金沢美術工芸大学卒業。リーズ大学大学院障害学研究科修了(イギリス)。 JICA海外青年協力隊としてエジプトで活動、カイロ陸軍病院アートセラピスト。帰国後、当協会に入職。現在に至る。 川崎穂乃佳:神奈川県茅ケ崎市出身。幼稚園教諭・保育士。鶴見大学短期大学部保育科卒業。神奈川県内幼稚園にて 各年齢のクラス担任を通して幼児期の教育に携わる。幼稚園退職後、当協会に入職。現在に至る。 |
| 16:20~16:30 (10分) |
まとめ・閉会 |
参加登録(申込)
▼ 参加費(いつもありがとう・これからもよろしく特別価格)
一般 2,000円賛助会員※1 1,000円
正会員※1 500円
ユース※2 500円
| ※1 | 神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。 |
| ※2 | 「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1999年(平成11年)以降に生まれた方が対象です。 申込時に「年齢証明用」フォームで証明書類(免許証等の顔写真・年齢確認できるもの)アップロードが必須です。 |



